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釜石桜まつり

釜石桜まつり1

釜石桜まつり23年に一度開催されるお祭りです。唐丹町の各地区の伝統芸能を披露しながら本郷地区の桜並木路を始め町内を大名行列のように練り歩きます。行列の役割や持ち物は各地区で代々受け継がれています。花露辺(けろべ)地区の荒神太鼓や荒川地区の熊野権現神楽など、各地区の個性豊かな芸能が披露されます。唐丹は伊達藩の北端に位置し南部藩と境を接する地域。そうした文化が交差する地域だからこそ、豊かな郷土芸能が育まれたのかもしれません。

釜石桜まつり3本郷地区の芸能として昭和28年から始まった「桜舞(おうぶ)太鼓」も、桜祭りを盛り上げる行事として有名です。現在は桜祭りだけでなく、地元の各種イベントにも参加しています。2014年4月の三陸鉄道南リアス線の再開イベント時にも、唐丹駅で見事なバチさばきを披露しました。

元々は、伊達藩時代本郷の番所に駐屯していた武士が、地方の人に教えたのが起源と云われるこの桜祭り。本来は2012年が祭りの年でしたが、震災翌年で犠牲者へ向けてということもあり慰霊祭のみ執り行いました。そして、2015年4月26日、待ち望まれた桜祭りは震災後としては初めて、6年ぶりに復活しました。

するめ釣り

するめ釣り2するめ釣り1唐丹・花露辺(けろべ)地区で小正月に行われている行事です。大漁を願い子供達が船主の家を訪れ福を授けます。子供達は、篠竹で作った釣り竿に紙細工の大きなするめいかを釣り下げ、各家を「大漁、大漁」と、声を出して回ります。船主の家では大喜びしてご祝儀を出し、そして子供達の顔にいか墨などを塗るのがお約束です。年の初めに一年間の豊漁を祝い願う予祝行事のひとつです。

荒川熊野権現神楽

荒川熊野権現神楽1荒川熊野権現神楽2唐丹・荒川地区の熊野神社に伝わる神楽です。神楽は唐丹の代表的な伝統芸能のひとつで、他には、片岸地区の「常龍山御神楽(みかぐら)」、本郷地区の「本郷御神楽」、小白浜地区の「伊勢太神楽」などがあります。荒川海岸にて「御塩取り」の儀式を行ったあと、早朝から暗くなるまで地区の家々や集会所をまわり、無病息災、火伏、厄払いといった悪魔祓いをします。