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自然

釜石市の南部に位置する唐丹町は、<花露辺(けろべ)、大石、荒川、山谷(やまや)、片岸、小白浜(こじらはま)、本郷>の7つの地区で構成されています。

花露辺地区

海に面した花露辺地区は震災前から防潮堤を作っておらず、2012年の復興計画でも防潮堤を不要としました。標高16メートルの地点に道路を作り、その外側を盛り土することでこれが実質的な防潮堤の役割を果たしています。住民の多くが生業にする漁業への利便性を失わずに、海が見える景観を保つ町です。 下村自治会長は「防潮堤で海が見えないのは逆に危ない。防潮堤がないことで『まず逃げる』意識を持続できる。ここの避難訓練では年寄りも皆本気で走る」としています。震災前、防災訓練に参加する住民は8割。津波で68世帯中25世帯が流される被害にあいながら、亡くなったのは1人でした。
自然1

東北復興新聞
http://www.rise-tohoku.jp/?p=1562

小白浜地区

唐丹湾の中央部に位置する小白浜地区は約200世帯のうち約70世帯が全半壊し、約50世帯は唐丹町内の仮設住宅に入居しています。残る20世帯は町外の仮設住宅や市外へ転居しました。
自然2

大石地区

自然3

荒川地区

自然4

四季

唐丹町本郷の桜並木

昭和8年の三陸大津波により大被害を受けた旧唐丹村への願いと、同年の現天皇陛下のご生誕を兼ねて、昭和9年春、唐丹地区に2800本の桜が植えられました。一番の見ごろが本郷の桜並木で、3年に一度の天照御祖神社祭典では、桜の下を大名行列が練り歩きます。
四季